スポーツに燃える青春<スポーツインタビュー>

全日本期待のニュー大砲登場!世界の空に飛ばせ、ホームラン。

大野倫選手

'91年の夏の甲子園で、高校野球の名門沖縄水産高校を準優勝に導いたエース、大野倫選手。九州共立大学に進学し、野手に転校した今、184cm、80kgという大柄ながら、コンパクトに振り切るスイングで、ホームランバッターとして注目を浴びている。今年二月には、最年少の全日本メンバーとして、オーストラリア・パースで開かれたアジア大会に遠征。7月のユニバーシアード・バッファロー大会にも出場。ユニバーシアード福岡大会やアトランタ五輪を目指し、大砲の少ない日本チームで大きな期待を担っている。

△まず、野球との出会いを聞かせてください。

▲小学校1年のときです。近所の仲間が少年野球チームに入り、遊び友達がいなくなったから、自分も入りました。最初はしょうがなくやってた感じだけど、中学に入ってから本格的にやり始めました。

△それで名門の沖縄水産高校へ?

▲はい。高校進学のときは両親に普通高校へ行ったらと言われましたが、自分の意志を通して野球の道を選びました。いまは両親も姉も妹も応援してくれています。

△高校まではずっとピッチャーを?

▲そうです。こうこうでは、時間がある限り練習、練習でとても厳しかった。とにかく、強いチームになって甲子園に出場して勝つことが目標でしたから。また、郷土の期待も大きかったし。さいわい一昨年夏の甲子園では準優勝することができましたが、そのあと、ヒジをこわして手術をし、1年間リハビリをしました。

△大学に進学されてからは、野手に転向されたのですね?

▲ええ。もう投げれないかな、と不安でしたし、もともとバッティングが好きだったので、よかったと思いました(笑)。

△ふだんの生活はどんなふう?

▲週に一日は休みですが、ほとんど一日中寝ていますよ。あとは、音楽を聞いたり。食事は寮で食べていますが、足りないので自分で補っています。ときどき、好きな沖縄そばを食べたくなりますね。

△ところで、いまの課題は何ですか?

▲とにかく足を速くしたいので、目下の課題は走りを強化すること。それと体重をふやしたいので、ウェイトトレーニングしたり、一日に6食とるようにしたりしています。

△全日本のメンバーに選ばれた感想は?

▲メンバーのレベルが高いから、積極的に自分から努力していかないと、おいてきぼりにされてしまう感じです。技術だけうまくてもダメで、精神的なものが大きな部分を占めるようになりましたね。よかったのは、「プレッシャーは友達」と思えるようになったことかな。

△今年7月のユニバーシアード・バッファロー大会では、どうでしたか?

▲オーストラリアでの大会は、社会人も含まれていたのでピリピリした雰囲気でしたが、ユニバーシアードは学生だけなので全然ちがっていて、楽しく野球ができるという雰囲気でした。ただ、とても暑くて室内では40度以上もあったし、食事もあまり合わないので精神的にきつかったですね。

△試合のほうは?

▲生活の環境がよくなったから、拍子抜けしたようで、肝心の試合のほうはあまりうまく力が発揮できませんでした。初戦が大事なのですが、その初戦に運悪くキューパと当たり、残念ながら敗れてしまいました。金メダルか銀メダルが取れる自信があったのに、まさかの4位。とてもくやしかった。

△キューバやアメリカの野球はちがいますか?

▲身体そのものがちがいますから、アメリカチームはパワーがちがいますね。韓国や台湾は日本の野球と似ています。キューバは、その両方のいいところを全部備えているから強い。守備とか走塁とか参考にしたいところはピデオを見て、自分のものにするようにしていますが、バッティングはただキューバの真似をしても打てるものではありませんから。

△今後の目標は?

▲いまは打率4割くらいですが、5割くらい打てるようになること。国際試合のときでもプレッシャーに負けず、いつも自分のバッティングができるようになることです。

△1995年のユニバーシアード福岡大会へのメッセージは?

▲選手たちが、いいコンディションで競技をやれるよう、選手村の設備や食事などの生活環境を整えてほしいですね。

△福岡大会では福岡ドームで、大野選手のホームランをぜひ見たいですね。


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