若者の活躍をひき継ぐ大役カパプー!11日間のバッファローから --その1--

にぎやかで感動的な開会式

 1993年7月8日(木)午後8時。ニューヨーク州バッファロー市のリッチスタジアム。観客席は7万人者人々で埋めつくされた。はじめに、踊り手がパーカッションの演奏に導かれるようにアリーナに広がり、歌いながら踊った。次に、白い旗をかざした地元の学生たちのマスゲーム。つづいてインディアンの衣裳をつけた100人ほどの人たちのダイナミックな踊り。上空よりジェット戦闘機の編隊が飛んで来たかと思うと、パラグライダーの一団がカラー発煙をなびかせながらアリーナへ降り立って来た。音楽とファンファーレが高鳴る中、いよいよ選手団の入場。誘導するのは、地元ボランティアの少年少女たち。スタンドの一角から早くもウェーブがはじまり、スタンド全体にひろがった。日本選手団(小掛照二団長)は48番目に入場行進。

 バレーボール男子の南克幸選手(旭化成)を旗手に、249人の選手団のうち、約100人が紺とグレーのユニフォーム姿で行進した。今大会では、旧ソ連の国々が各国独立の共和国として参加し、又南アフリカ共和国が初参加したのが特長的だった。国際大学スポーツ連盟(FISU)プリモ・ネビオロ会長による開会の辞。そして、6月22日にニューヨークの自由の女神前を出発した聖火は、約3,000人のランナーによってニューヨーク州内を走り抜け、元オリンピック水泳選手のロン・カーナフの手によって聖火台に灯された。メインステージで、ナタリー・コールの熱唱、閉会式の総合プロデューサーでもあるケニー・ロジャースのエンターテイメントが繰り広げられた。そして、ラストは美しい花火が真夏の夜空を彩った。

◆活躍した日本選手たち

 バッファロー大会で、実施されたすべての競技に出場した日本選手団。メダルの獲得数は、30個(金5、銀13、銅12)、海外で開催されたユニバーシアードでは史上最多となった。トップは地元のアメリカ、2位はカナダで、日本は3位というすばらしい記録を残した。水泳の漢人選手は200mバタフライで日本に今大会初、女子競泳で大会史上初めての金メダル。つづいて100mバタフライでも優勝し、2冠の快挙をなし遂げた。男子バレーボールチームも、1985年の神戸大会以来の優勝で、今後のさらなる活躍へのバネになりそう。テニスの混合ダブルスでは、原田夏希選手と平木理化選手のペアがアルメニアを見事破って優勝。最後に、女子マラソンの川口紀子選手の優勝は大会最終日を飾った。

金メダル

 >女子マラソン/川口紀子(スズキ自動車)>水泳/漢人陽子(早大)女子100mバタフライ・200mバタフライ>テニス混合ダブルス/原田夏希(早大)平木理化(青学大)>男子バレーボールチーム

銀メダル

 >陸上男子10,000m/渡辺康幸(早大)>陸上男子400mハードル/斉藤嘉彦(法大)>陸上男子400mリレー(井上悟、杉本龍勇、宮田英明、鈴木久嗣)>陸上男子1,600mリレー(稲垣誠司、簡優好、大森盛一、斉藤嘉彦)>水泳/西岡由恵(筑波大)女子200m平泳ぎ>水泳/肥川葉子(筑波大)女子100m背泳ぎ>水泳/林亨(大分大)男子100m平泳ぎ>水泳/高根光春(近大)男子100mバタフライ>水泳/女子400mメドレー(肥川葉子、西岡由恵、漢人陽子、中野亜弥子)>テニス女子ダブルス/平木理化(青学大)赤堀奈緒(亜大)>テニス女子シングルス/柴田薫(慶大)>体操男子床運動/西川大舗(日本大学院)>体操女子段違い平行棒/瀬尾京子(日体大)

銅メダル

 >陸上女子マラソン/大谷直(筑波大)>陸上/高岡寿成(鐘紡)男子5,000m>水泳/肥川葉子(筑波大)女子200m背泳ぎ>水泳/中野亜弥子(青学大)女子100m自由形>水泳/平中秀子(専大)女子400m個人メドレー>水泳/林亨(大分大)男子200m平泳ぎ>水泳/高根光春(近大)男子200mバタフライ>水泳/藤本雅之(近大)男子800m自由形、1,500m自由形>水泳/衣笠竜也(日大)男子400mメドレーリレー(日向将一、林亨、高根光春、松下幸広)>体操女子団体総合(凪美枝、信田美帆、瀬尾京子、三浦華子、磯兼友紀子)


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