西日本新聞

 『 画用紙に思いを乗せて                こどもたちのユニバ交流 』

   「期待と歓迎」
 五年後の西暦二〇〇〇年にオリンピックを控えるシドニー。ジャクビー・ハドソンさん(六年)の絵は、その開催をアピールしている。女の子が競技する体操のつり輪と五輪を重ね、「OLYMPIC(オリンピック)」を人文字で表現。ポスターとしても素晴らしい出来栄えで、オリンピックへの期待と歓迎の気持が伝わってくる。’95ユニバーシアード福岡大会を間近に控えた福岡の子供たちも絵で大会を応援する。
 「選手の人たちに一生に残る想い出をつくってほしい」と、宮原春香さん(若宮小5年)は、楽しい応援を繰り広げるカパプーファミリーを描いた。「家族一緒のところが好き。カパプーもかわいい」とシドニーの子供たちが最も気に入った絵の一つ。
 日本対オーストラリアのバスケットボールの試合を描いたのは北島沙織さん(同小5年)。「試合の様子だけじゃ(ユニバのことが)伝わらないかも」とカパプーを登場させ、「日本もオーストラリアも頑張って」と声援を送る。

   「 正しく評価 」
 今回、絵画交流の舞台となったオーストラリアは、世界二百ヶ国からの移民を受け入れ多民族国家。
 母親が日本人というデニス・ベンダルさん(三八)は長女のナタリーちゃん(九つ)を、シドニー日本人学校に通学させている。「日本文化を学び、文化の違いや人それぞれの生き方を正しく評価できる人に育ってほしい」との願いだ。
 絵を通じた交流を体験した福岡の子供たちは今度は「世界が福岡にやってくる」ユニバを楽しみにしている。街を”画用紙”に子供たちにとっても「一生に残る想い出を」描く絶好の機会になりそう。開幕まであと十三日。


 記事提供 西日本新聞社
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