西日本新聞

FACE

久保 紀子 (フェンシング)
  『ど根性』に身を引き締めて

  好きな言葉は『ど根性』。生まれは熊本だが、物心ついてから鹿児島で育った”薩摩おこじょ”は、最近ではめずらしいタイプの若者だ。『身が引き締まる言葉なんです』と屈託のない笑みを浮かべる。
小、中学校でバレー、バスケットを経験。『個人競技がしたくて』鹿児島南高入学と同時にフェンシングを始めた。『自分にとって未知のスポーツ、中学まで経験者が少なくスタートラインがみな同じところに魅力を感じた』と振り返る。2年生で高校総体の団体4位、東京女体大3年の時には全日本選手権で団体優勝と輝かしい経歴を誇る
本格的にエペに取り組んでまだ1年半。180cm台がざらの外国人選手に交じると162cmの体はひときは小さく見えるが『重要なのはスピードとタイミング、相手の間合いに飛び込み自分の流れに持ち込めれば』と勝算を口にする。
ユニバのように多くの競技選手が集まる国際大会にあこがれていたという。選手村で知り合った南アフリカ選手とすっかり友達になった。『彼女たちがおはしを使うのがうれしくて』。もう、大会を大いに楽しんでいる。
だが、楽しんでばかりもおられない。昨年、今年と世界選手権に出場も個人戦では100位の壁を破れなかった。1年後に迫ったアトランタ五輪の出場権は既に獲得しているだけに、ユニバを世界への飛躍のきっかけにすべく本番に臨む。


 記事提供 西日本新聞社
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