西日本新聞

FACE

ホトヘ・トカ選手(キューバ、野球)
  あふれる威圧感

 一九九二年のバロセロナ五輪で金メダルをさらったキューバの圧倒的な力は、まだ記憶に新しい。世界選手権は五連覇中。もちろんユニバーシアード福岡大会でも優勝候補筆頭である。
 そのキューバの主砲がホトヘ・トカ内野手。185センチ、88キロの体を使ったフルスイングは、日本人選手にはない威圧感にあふれる。昨年、二十三最でナショナルチームに一員として初来日。再来日した今年五月には、大きく成長した姿で日本代表の首脳陣を驚かせた。
 五月二十六日のオリックス戦(二軍)に五番・一塁で先発し、2塁打を含む2安打。二十七日の日本代表戦では本塁打を含む2安打。二十八日の阪神戦(同)では4番に座った。今やリナレンス、キンデランと並ぶキューバの顔となった。
 ユニバーシアードでも指揮を執る川島勝司日本代表監督は「近い将来、間違いなくキューバの主砲になる。長打力はもちろん、スピードもある」と警戒する。
 「キューバ代表は、日本でいえばプロのオールスターチーム」(川島監督)。キューバに完敗したプロ野球オリックスの根来二軍監督も「力が違う」と認めざるを得なっかた。
 主力には、脂の乗り切った三十歳前後の選手が揃う。選手層が厚い中、二十四歳で代表のクリーンアップを任せられたことはトカの才能の証明でもある。広い福岡ドームの空間を切り裂くような打球が飛んでいくかもしれない。


 記事提供 西日本新聞社
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