西日本新聞

 人ドラマチック

『 扮争地に見た「平和の重み」』 松山  政司さん (36)

 民族紛争が続くアフリカ・ルワンダ。日本青年会議所の「国境なき奉仕団」のリーダーとして昨年十二月と今年の四月の二回、紛争地へ。ユニバ組織委員からの招請状も託されていた。
 首都ギガリ。政府の責任者に招請状を渡しながら、目の当たりにした光景が浮かぶ。町中で銃器を手にした若者たち。虐殺され白骨化した死体が、無惨に折り重なる教会の内部…。
 「何とか選手団を送ってほしい」という思いの半面、やりきれなさも募った。「スポーツどころではないかもしれないな」
 ルワンダでは、救援センターの建設に携わった。その周囲で無邪気にサッカーに興じる子どもたち。新聞紙を丸めただけの”ボール”だった。いま、ずしりと感じる「世界の現実」と「平和の重み」。
 ルワンダから、エントリーの返事はまだ、組織委に届いていない。
記事提供 西日本新聞社
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