1995年ユニバーシアード福岡大会 FISU会長ネビオロ博士 開会の挨拶

皇太子殿下、妃殿下、会場にお集まりの皆様 本日、国際スポーツと若者の偉大なる祭典がここ福岡で始まろうとしております。 ユニバーシアード大会史上初めて、1つの都市が大会開催のために完全な変貌を遂げました。皆様の夢、献身と尽力によって、史上最台数の参加国、地域から学生選手を迎えることができました。福岡市と市民の皆様のすばらしいご尽力に心から敬意を表します。 国家間の不信感や紛争が世界平和を脅かしているこの時期に本大会を開催できますことは、とりわけ意義深いものと考えます。さまざまな国の若者が一堂に会するこの大会を通じて相互理解、友情、平和という明確なメッセージが世界中の人々に伝わるよう望みます。そして、ここに集まった選手、役員の皆様が帰国後このメッセージをそれぞれの国の指導者に伝え、世界平和へ向けて各国間の認識の違いを克服されるように訴えられることを希望いたします。 参加選手の皆様がその力を最大限に発揮されますようお祈り致します。自分自身のため、祖国のため、そしてユニバーシアード ムーブメントのために、皆様は全力を尽くさねばならないのです。 本日ご出席いただいております日本ユニバーシアード委員会ならび国際オリンピック ムーブメントの指導者の皆様方には、本大会開催に当たり多大のご支援を頂き心より感謝致します。特に国際オリンピック委員会会長、アントニオ サマランチ様に本開会式のご出席を頂いたことを誠に光栄に存じます。 皇太子殿下、妃殿下におかれましては、今大会の名誉総裁をお引受けいただくという栄誉を賜りましたこと、深く御礼申し上げます。本日のご臨席はスポーツの真価と、スポーツが若者の脅威に貢献していることに対する皇太子殿下、妃殿下の深いご理解の証であると考えます。 皆様、私はここに謹んで皇太子殿下に1995年ユニバーシアード福岡大会の開会を宣言して頂きますようお願い申し上げます。