挨拶

1995年ユニバーシアード福岡大会、国際連合事務総長挨拶

  1995年8月23日から9月3日にかけて福岡で開催されるユニバーシアード
福岡大会に対し、大会のご成功を祈りつつ、私は次のメッセージをお送りいたします。
  ユニバーシアード大会は、その発足当初から、世界中のスポーツを愛する学生が、
それぞれの持つ「強さ」と「持続力」と「頂点への達成」とを、お互いに讃えつつ
結集するすばらしい場となってきました。世界は今、競争は必然的に争いを意味する
ことではない、また、必ずしも、一方の勝利が他方の敗北を意味することではない、
という認識に回帰しつつあります。単に結果を表す記録ではなく、いかに競い合った
かということが勝利の喜びであるという真実に、今ふたたび世界は理解し始めている
のです。そしてさらに、国家や文化の違いは、人間性という共通の尺度によって越え
られるということに再び目覚めたのです。
  これらの教訓はユニバーシアードと無関係ではありませんし、ユニバーシアード
こそがそのことを雄弁に物語っているとも言えます。福岡に集う世界中のスポーツ
選手に対し、ここに私からのお祝いの言葉を贈ります。

                                        国際連合事務総長
                                        ブトロス・ブトロス=ガリ

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